考えすぎてしまう…
物事を深く
考えてしまう…なぜ?
仕事や勉強、人間関係、あるいは何でもないことについて考えすぎてしまうという経験は、誰しもが持っているのではないでしょうか。
しかし、必要以上に考え過ぎてしまい深く落ち込んでしまう、考えても仕方ないのにネガティブなことばかり想像して何も行動できなくなってしまうという場合には、心の疾患や障害が原因となっている可能性があります。
考えすぎ、それが日常生活に支障をきたしている場合には、一度当院にご相談ください。
考えすぎるのは
どんな状態なの?
人は、他の生き物と比べて高度に物事を考え、それに従った行動することができます。
では、「考えすぎる」というのは、具体的にどういったことを指すのでしょうか。具体的な例をご紹介します。
- ネガティブな想像から不安になる、何も行動できない
- 考えても仕方のないことを常に、毎日考えてしまう
- 悪い方へ悪い方へと考えて絶望的な気持ちになる
- 1日のうち何時間も1つのことについて考え疲れてしまう
このように物事を考えてしまい、日常生活に支障をきたしている場合には、「考えすぎ」と言えるでしょう。しかし、「じゃあ、考えすぎなければいい」と言われても、そうすんなりと改善できるものではありません。
そういった場合には、心療内科等の医師の診察を受け、その対処法のアドバイスや治療を受け、改善するという方法があります。
考えすぎる性格や人の特徴
考えすぎてしまう人には、その性格などに共通した特徴が見られます。
このような事ありませんか?
- 正解や答えが出て納得するまで考えることをやめられない
- 完璧に物事が運ばないと不安になる、自信を失う
- さまざまな手段、方法を考えつくしてしまう
- 困っている人を助けようと、とことん付き合ってしまう
- 悩み事を人に言えない、相談する相手がいない
- 自分の言動が合っていたのかいつも反省、後悔する
- 人からの評価が気になって仕方がない
- 誰も気にしない細かいことが気になり、その必要がないと分かっていても気にしてしまう
- 考えても結果は変わらないのに考えることをやめられない
- 小さな失敗だと分かっているけれど落ち込んでしまう、引きずってしまう
- 今の生活に関係ない過去のことをいつまでも思い悩む
完璧主義・真面目
完璧主義の人、真面目な人は、高い理想を持っています。しかし、物事はそううまくいくことばかりではありません。自分の力のなさ、あるいはまわりからの影響によって物事がうまく運ばない時、それが小さなことであっても「もう終わりだ」「取り返しがつかない!」とショックを受け、強いストレスを感じます。
そして「なぜ失敗したのだろう?」「次はどうすれば完璧にできるだろう?」と考えこんでしまうのです。
自信がない・ネガティブ
自分に自信がない人、ネガティブな人は、考えるばかりでなかなか行動に移せません。行動すれば容易に実現できそうなことであっても、不安が先行しグルグルと同じ問答を繰り返してしまうのです。
また、人から背中を押されたり、励ましの言葉をかけられても受け入れることが難しく「どうせダメだ」「自分にできるはずがない」と落ち込んでしまいがちです。
感受性が強い・敏感・心配性
感受性の強い人、敏感な人、心配性の人は、まわりからの評価を気にしたり、リスクをいち早く察知してしまう故に、常に考え込んでいることが多くなります。
また、心をすり減らしたり、体力を消耗したりして、疲れ切ってしまうことも少なくありません。
独りで抱え込む・責任感が強い
仕事や悩みなどを独りで抱え込む人、責任感が強い人は、まわりに協力や助けを要請することが難しく、それ故に考えこんでしまいがちです。まわりの人の力を借りれば物事がスムーズに進むと分かっていても、どうしてもその一言が言えないのです。そもそもコミュニケーションが苦手という人の割合も高くなります。